[
アロマテラピー(芳香療法)
]
|
登場人物:博士…このページの管理者 ケン…博士の友達
ケン:やぁ〜博士。 博士:今日は何を話そうか? ケン:アロマテラピーって知ってる? 博士:勿論、知ってるよ。 芳香療法だね。 ケン:本当にニオイ(香り)が身体にいいのかな? 博士:うん。 もともと、アロマテラピーは数千年前の古代エジプト以前 から医療行為として行われていたんだ。 ケン:へ〜・・・そんなに昔から・・・・。 博士:20世紀の初めにフランスの化学者ガットフォセが実験中 の事故で火傷を負い、自らの治療にラベンダー・エッセン シャルオイル(精油)を使用し効能を調べたと言われてい るんだ。その効果を実証し、植物療法をアロマテラピーと 命名したそうだよ。 ケン:自分の身体で効果を確かめたのか・・・・。 博士:アロマオイルの中には、100年ほど前までは医薬品登録 されていたモノもあるんだ。 ヨーロッパでは今でも「おばあちゃんの知恵袋」的な存在 として薬箱の中にエッセンシャルオイルを入れている家庭 も多いそうだよ。 ケン:でもどうして、香りが身体に良いのかな? 博士:一般的に芳香療法はオイルを水などで薄めて、熱っするこ とでオイルを蒸発させたり直接肌に塗布する方法がある。 ケン:肌に付けるのは何となく解るけど、蒸発させて・・・? 博士:蒸発したオイルは水によって細かい粒子になり、呼吸器か ら体内に入る経路と、微量ながら皮膚から吸収されるんだ よ。 ケン:へ〜。 博士:体内をめぐったオイルは尿で排泄されるまでに、体内で薬 効を発揮すると言われているんだね。 直接皮膚に塗布できるオイルは、ほんの数種類しかないん だ。たいがいのオイルは植物の抽出エキスだから、刺激が 強すぎるからね。 ケン:そうなんだ。 博士:それに、アロマオイルは全ての人に有効なのではなく、使 ってはいけない場合があるから気を付けたいね。 ケン:例えば・・・・。 博士:そうだね。妊婦とか敏感肌やアトピーの人には刺激が強す ぎることが多いね。 オイル(精油)は、空気中で酸化しやすい場合があること や、紫外線によっても酸化が進むことが多いので気を付け たいね。 ケン:それだけきついモノなんだ。 博士:市販されているのもでも、合成の香料などを使っているオ イルなどもあるので気を付けなければね・・・。 どちらにしても、専門家に判断してもらうことが必要なん じゃないかな。
それでは・・・・。
2001/09/10(月)
|
|